【二十四節気】「小寒」2018
みなさま、こんにちは〜!
鈴木綾です(^o^)
明けましておめでとうございます!!
今年も生活に役立つ情報を発信してまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます(^人^)
明日は「小寒(しょうかん)」。
今日は寒さが和らぎましたが、明日からまた寒いようです…(´-`)
お出かけの際は暖かくして、ぜひ明るいうちに帰りましょう!
水行のお話をしていますが、今回は、水行に当てはまる感情「恐・驚」について。
「霜降」で「心と体はつながっている」というお話をしましたが、これはもちろん「腎・膀胱」と「恐・驚」にも当てはまります。
小さい子供がびっくりしておしっこを漏らすのはまさにそれ。
そして、その逆もしかり。
寒さにより腎が弱ってくるとちょっとしたことで驚いたり、極端に不安がることもあります。
(加齢による腎の衰えでもそのような状況になります)。
腎の「先天の精」は使い切り。
使い切りと言えど、ホルモンとも深く関わりがあるため、大切に使っていきたいですね。
日差しは暖かくても寒さが増すこの時期は、とにかく腎を大切に過ごしましょう!
「腎を補うことで精の補強をする」という意味の【補腎益精(ほじんえきせい)】の薬膳、「栗と黒米の炊き込みごはん」をご紹介します(^o^)
【補腎益精】の薬膳「栗と黒米の炊き込みごはん」(3人分)
(材料)
・栗(甘/温、脾・胃・腎、益胃・健脾・補腎)…8粒くらい
・黒米(甘/平、脾・胃・腎、健脾・補肺・補腎)…大さじ1
・うるち米(甘/平、脾・胃、補中・補気・健脾)…黒米と合わせて1合
・胡麻塩…少々
作り方
①栗を細かく切る。
②うるち米と黒米を混ぜてとぎ、1合分の水の量を入れ、①を上に並べて一晩置おく。
③普通にたく。
④食べるときに胡麻塩をふりかける。
私も作ってみました↓
今回はおにぎりにしてみました(^q^)
お正月で胃があんまり元気じゃないかたは、杜仲茶を注いで、お茶漬けにしたら食べやすいかもしれません。
(杜仲茶…甘/温、肝・腎、補肝腎・強筋骨・安胎)
「おせちの材料が余っていて…いいアレンジありますか??」
「食べすぎには何がいいですか??」
などなどお困りのかた、
「年が明けたし、なんか新しいことしようかなあ」とお考えのかた、
お待ちしています(^人^)
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*次回「大寒(だいかん)」は1/20頃を予定しています。
お楽しみに☆
【二十四節気】「冬至」2018
みなさま、こんにちは〜!
鈴木綾です(>_<)
とうとうこの日がやってきました…。
そう、「冬至(とうじ)」です(今年は12/22でした)。
一年で一番日照時間が短い日。
冬はお日さまのありがたみを感じますね…(*´ `*)
今回は何について書こうかな〜といろいろ考えましたが、
「一年で一番日照時間が短い」=「陰が一番多い」
ということで、みなさまおなじみの「陰陽太極図」の成り立ちについてお話したいと思います。
陰陽太極図↓
中医学の考え方の一つに「陰陽学説」というのがありまして、「物事は陰と陽の2つの面から成り立っている」というもの。
人間で言えばポジティブな性格、ネガティブな性格、といった感じでしょうか。
図で表すと↓
陰と陽が同時に存在し、比較することでそれぞれの特長がわかります↓
そして、それらはいつも混ざりあっていて切り離すことができないもの。
常にバランスを保とうと、陰陽がせめぎ合っています。
それがこの図!↓
どちらがよい、悪い、というのはありません。
ある物事や現象について比較した結果の見え方や割合の話です。
例えば季節を4分割すると↓
一日の中での陰陽だったら↓
時期や時間によって陰陽の割合は変わっていきますが、一年、一日という単位で見ると割合は同じです。
人間の体を構成している「気・血・津液」もバランスが崩れると発熱したり、免疫力が低下して風邪をひいたりしますね。
このように陰陽のバランスを見て物事をとらえるのが「陰陽学説」。
薬膳の先生が「生きていると辛いこともたくさんあるけれど、この陰陽太極図を見れば、辛いことの絶頂では、すでにいいことが始まっているのがわかるね!」とお話されてました(^o^)↓
さて、せっかく冬至なのでかぼちゃとゆずの薬膳でも…と思いましたが、
今年は陳皮を作ることにしたので、陳皮の話をしようと思います!
ちょきちょき…✂︎
元は「温州みかんの皮」なのですが、一年以上干すと「陳皮(ちんぴ)」という名前の生薬になります。
部屋が乾燥していたため、数日でいい感じにパリパリになりました。
「え、これでよくない?」と思いましたが、調べた結果、干せば干すほど成分が凝縮されて、より効果の高い生薬になるのだとか。
今の状態はせいぜい「んー、みかんのいい香り〜!気分ちょっとあがったかも!」程度の効果でしょう…。
来年まで楽しみに待つことにします(^o^)
「陳皮、私も作ってみたいです!」
「冬至用に買ったカボチャが使いきれなくて…」
などなど、興味をもたれたかた、お困りのかた、ぜひご連絡ください☆
お待ちしています(^人^)
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*次回「小寒(しょうかん)」は1/6頃を予定しています。
お楽しみに☆
みなさま、よいお年を〜!!(^人^)
【二十四節気】「大雪」2018
みなさま、こんにちは!
鈴木綾です(^o^)
今日は「大雪(だいせつ)」。
今週は20度まで上がる日があり、どうなることかと思いましたが、ようやく冬らしい気候になりました(>_<)
さて、先週から冬の薬膳についてお話ししています。
さっそく、水行について見てまいりましょう!
まずは五行相関図をご覧ください↓
水は、
・下に向かって流れる
・冷たい
・寒いと凍る
などのイメージから、
水行には、「冬」「寒」が当てはまります。
また、寒い冬には動物たちが食べ物を蓄えて冬眠するイメージから、
五臓では「先天の精(せんてんのせい、生まれ持った免疫力のこと)」が蓄えられている「腎」が当てはまります。
そして、腎の機能の一つに体の水分代謝がありますが、特に尿の生成に一番関わるため、水行で六腑であてはまるのは「膀胱」。
「何をやっても手足が冷たい!」
「最近おしっこがやたら近い〜!」
「なんだか腰が痛くて…」
「膝がだるいんです…」
というかたは、寒邪(かんじゃ)により腎の働きが鈍っているのかもしれません。
冬の薬膳の基本は「腎気を補い、温める」こと。
今回は【温補腎陽(おんぽじんよう)】の薬膳「カシューナッツと海老のガーリック炒め」のご紹介です(^o^)
材料(2人前)
・カシューナッツ(甘/平、脾・腎、補血・補腎・涼血)…50g
・マッシュルーム(甘/温、腎・脾・肺・胃・大腸、補腎・通便・化痰)…5個くらい
・ニンニク(甘/温、脾・胃・肺、温中・健胃・解毒)…1かけ
・オリーブオイル(甘渋酸/平、肺・胃、清肺・利咽・止咳)…小さじ1
・塩(鹹/寒、胃・腎・大小腸、涼血・解毒・清熱)…少々
・胡椒(辛/熱、胃・大腸、温中・散寒・和胃)…少々
作り方
カシューナッツは軽く炒っておく。
①オリーブオイルとみじん切りにしたニンニクをフライパンに入れ、熱する。
②海老と切ったマッシュルームを炒める。
③カシューナッツを加え軽くいため、塩胡椒で味をととのえる。
私も作ってみました↓
「温補腎陽といえば、どっちかっていうとオリーブオイルよりバターだよな…」と思いましたが、カシューナッツを使ったので、あまりオイリーにならないようにオリーブオイルで作りました。
寒い冬にはこれにホットワインですね(^q^)
「他に体を温めるごはん教えてください」
「ホットワイン、何を入れたらいいでしょう??」
などなど興味をもたれたかた、ぜひご連絡ください☆
お待ちしています(^人^)
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*次回「冬至(とうじ)」は12/22頃を予定しています。
お楽しみに☆