色と食の教室 diaria◎

「色」と「食」を通して「頑張らず、楽に生活する」ことをお伝えしています。*このページは以前の活動内容です。現在の活動は「すずきあやのおつまみ薬膳」で紹介しています。

【二十四節気】「秋分」2018

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みなさま、こんにちは〜!
鈴木綾です(^o^)

最高気温が30度を超える日が少なくなりましたが、お元気でいらっしゃいますか??

 

私の住んでる地域は先週雨が続いていて、なんとも過ごしにくかったです…。
こんな時は脾が弱りやすいのは前回までにお伝えした通り。

 

「燥湿健脾(そうしつけんぴ)」で身体にたまった余計な湿気を飛ばして脾を健康にしないと!なのですが、
なんでこんな時に限ってやたらお酒(湿熱)が飲みたくなるんでしょう???
お陰様で金曜日はだる重〜な一日を過ごしました…。

 

さて、9/23は秋分でした。
カラッと晴れて、秋らしい気候になりました。

「カラッと」。
それが中医学的にも秋の性質です。
前回お知らせした通り、今回から秋のお話をしていきますね!

 

まずは陰陽。
陰と陽の割合が半分くらいになり(=昼と夜の長さが一緒)、秋分からは日が暮れるのがどんどん早く(=陰の割合が多く)なっていきます。

気温を陰陽で分けると、陰は「低温」。

冬に向け、寒さが強まっていきます。

 

そして、五行相関図↓

 

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「カラッと」から連想できるように、金行(ごんぎょう)に当てはまる気(この場合は外気のこと)は「燥」。

これが強くなりすぎたり、免疫力が衰えていると「燥邪(そうじゃ)」となり、

人体に影響が出てきます。

 

「肺」や「鼻」「皮膚」も「金行」に当てはまることから、

・のどや鼻が乾燥して、咳が出る。

・肌が乾燥してくる。

・のどがやたら渇く。

・痰が出やすくなる。

などの症状がみられます。

 

「そうそう!」と感じる項目も多いのではないでしょうか??

 

肺は外気を直接取り込む唯一の臓器。

乾燥した空気のせいで肺も乾燥してしまうのですね。

肺が正しく機能するためには、適度な潤いが必要です。

 

今回は「肺を潤す」という意味の【滋陰潤肺(じいんじゅんぱい)】の薬膳、「黒キクラゲと松の実、豚肉の甘辛炒め」をご紹介します(^o^)

 

【滋陰潤肺】の薬膳「黒キクラゲと松の実、豚肉の甘辛炒め」1人分

材料…黒キクラゲ(甘/平、胃・大腸・肝臓・腎、滋陰・補血・益精)…7個くらい

   松の実(甘/微温、肝・肺・大腸、潤肺・通便・止咳・沢膚)…大さじ1くらい

   豚肉(甘鹹/平、脾・胃・腎、滋陰・補気補血)…80gくらい

   エリンギ(甘/平、肺・腎、補陰)…小1本

   ごま油(甘/涼、肝・大腸、潤燥・通便・解熱毒)…小さじ2加減

   ★醤油(鹹/寒、胃・脾・腎、解毒・健脾・解鬱)…大さじ1加減

   ★はちみつ(甘/平、脾・胃・肺・大腸、潤肺・止咳・潤膚)…小さじ2加減

 

作り方

①黒キクラゲは石づきを取り、エリンギは切る。

②ごま油をしいて、★以外の材料を炒める。

③★の調味料で好みの味になるように味付けする。

 

私も作ってみました↓

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う〜ん!これはごはんに合いますね!!

(もちろんビールにも!黒ビールがいいかな〜…♡)

私はしょっぱめが好きなので醤油多めですが、みなさんの好みになるように醤油とはちみつはそれぞれ加減してくださいね☆

 

その他にも、いちじくや梨など、季節の果物も肺を潤してくれます。

おすすめです(>_<)

 

 「季節の変わり目で◯◯なかんじなんですけど…」

「肺を潤すお茶はなんですか?」

などなど、興味を持たれたかたはぜひお問い合わせください

お待ちしています(^人^)

 

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中医学を用いた体質チェック(薬膳のすすめ)はこちら

 

*次回「寒露」は10/8頃を予定しています。

 お楽しみに☆☆