色と食の教室 diaria◎

「色」と「食」を通して「頑張らず、楽に生活する」ことをお伝えしています。*このページは以前の活動内容です。現在の活動は「すずきあやのおつまみ薬膳」で紹介しています。

【二十四節気】「冬至」2018

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みなさま、こんにちは〜!
鈴木綾です(>_<)

 

とうとうこの日がやってきました…。
そう、「冬至(とうじ)」です(今年は12/22でした)。
一年で一番日照時間が短い日。
冬はお日さまのありがたみを感じますね…(*´ `*)

 

今回は何について書こうかな〜といろいろ考えましたが、
「一年で一番日照時間が短い」=「陰が一番多い」
ということで、みなさまおなじみの「陰陽太極図」の成り立ちについてお話したいと思います。
陰陽太極図↓

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中医学の考え方の一つに「陰陽学説」というのがありまして、「物事は陰と陽の2つの面から成り立っている」というもの。
人間で言えばポジティブな性格、ネガティブな性格、といった感じでしょうか。

図で表すと↓

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陰と陽が同時に存在し、比較することでそれぞれの特長がわかります↓

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そして、それらはいつも混ざりあっていて切り離すことができないもの。
常にバランスを保とうと、陰陽がせめぎ合っています。
それがこの図!↓

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どちらがよい、悪い、というのはありません。
ある物事や現象について比較した結果の見え方や割合の話です。

例えば季節を4分割すると↓

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一日の中での陰陽だったら↓

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時期や時間によって陰陽の割合は変わっていきますが、一年、一日という単位で見ると割合は同じです。

人間の体を構成している「気・血・津液」もバランスが崩れると発熱したり、免疫力が低下して風邪をひいたりしますね。

 

このように陰陽のバランスを見て物事をとらえるのが「陰陽学説」。
薬膳の先生が「生きていると辛いこともたくさんあるけれど、この陰陽太極図を見れば、辛いことの絶頂では、すでにいいことが始まっているのがわかるね!」とお話されてました(^o^)↓

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さて、せっかく冬至なのでかぼちゃとゆずの薬膳でも…と思いましたが、

今年は陳皮を作ることにしたので、陳皮の話をしようと思います!

 

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ちょきちょき…✂︎

 

陳皮は「芒種」「大暑」でも登場しました。

元は「温州みかんの皮」なのですが、一年以上干すと「陳皮(ちんぴ)」という名前の生薬になります。

 

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性味は、(辛苦/温、脾・肺、理気・調中・燥湿・化痰)。

部屋が乾燥していたため、数日でいい感じにパリパリになりました。

「え、これでよくない?」と思いましたが、調べた結果、干せば干すほど成分が凝縮されて、より効果の高い生薬になるのだとか。

 

今の状態はせいぜい「んー、みかんのいい香り〜!気分ちょっとあがったかも!」程度の効果でしょう…。

来年まで楽しみに待つことにします(^o^)

 

「陳皮、私も作ってみたいです!」

冬至用に買ったカボチャが使いきれなくて…」 

などなど、興味をもたれたかた、お困りのかた、ぜひご連絡ください

お待ちしています(^人^)

 

*鈴木綾についてはこちら
中医学を用いた体質チェック(薬膳のすすめ)はこちら


*次回「小寒(しょうかん)」は1/6頃を予定しています。
 お楽しみに☆

 

みなさま、よいお年を〜!!(^人^)