【二十四節気】「小暑」2018
みなさま、こんにちは!
鈴木綾です(″^o^″)/c◻︎°°
なんと、関東地方は6月中に梅雨が明けてしまいました…
でも、そこから強風の毎日…
不安定な気候が続いていますね(*_*)
さて、今回はお知らせしていた通り、お酒と脾についてお話ししようと思います!!
まずはこちらの写真をご覧ください↓
うーん!!我ながらいい笑顔!
日々の生活の中でたまに自分の写真を撮ってもらうことがありますが、
一番笑顔で写っているのは、やはりビールを手にしているときでしょうか。
ちなみにビールの性味は「苦辛/寒、肝・脾、生津・清熱・利水」です。
ワインを飲むこともあります。
冬は寒いので圧倒的にホットワインが多いです。
ワインは赤ワインと白ワインで微妙に性味が異なります。
赤ワイン「酸甘渋辛/温、心・肝・脾、理気・解鬱・安神」、
白ワイン「辛酸甘/温、心・肝・脾・肺、健脾・滋陰・理気・安神」。
このようにお酒にも性味があります(^o^)
さて、みなさんには好きなお酒、得意なお酒ありますか??
逆もしかり。苦手なお酒、残りやすいお酒ありますか?
「そもそもお酒が苦手」というかたもいらっしゃるかもしれません。
お酒にも性味がある、とお伝えしましたが、
お酒の基本的な性味は「湿熱(しつねつ)」です。
「熱を帯びてべったりと貼り付く」のが基本。
そして、お酒の製造過程によって「湿」が重めか軽めか分けることができます。
ご覧の通り、焼酎・ウイスキー・ブランデーなどは原料を発酵させたあと、
蒸留という熱を加える工程があります。
これにより「湿」の性質を軽くすることができます。
(「熱を加えると湿が飛ぶ」のは、真夏の晴れた日に洗濯物が早く乾くのを
想像してもらうとイメージしやすいと思います。)
日本酒・ビール・ワインなどは熱を加えてないものがほとんどのため、
焼酎・ウイスキー・ブランデーなどと比べると湿は重め。
「日本酒は次の日残るから苦手なんだよね〜」というかたは、
もしかしたらもともと「湿」が多めの体質なのかもしれません。
(湿がたまっているところに湿が重めの日本酒がべっとりと貼り付くイメージ。もちろんこれは中医学の見解の1つで、他にもとらえかたはいろいろあります。)
いずれにせよ、お酒は「湿熱」であることには変わりありません。
「湿」といえば「脾」。
お酒を飲み過ぎると「脾」に「湿」がたまって弱ってきます。
「脾」が弱ると起こる症状は「夏至」でもお伝えした通り、
・下半身がむくみやすくなる。
・手足を中心に重だるさを感じる。
・味覚異常、口が粘る、口が苦い、唇があれる、など口まわりのトラブルが増える。
・考えすぎたりなど、くよくよ悩む。
などがあります。
はい、飲み過ぎた日の翌日って感じですね…。
みなさま、飲み過ぎには注意しましょう!
それから、もうひとつ大切なこと。
お酒を飲むとお手洗い近くなりませんか??
はい、おしっこも津液の1つです。
適量なら問題ないと思いますが、飲み過ぎると必要以上に津液が出てってしまいます。
津液の割合が減ると、それを補充しようと血が津液にかわるのですが、
ということは、血も減ることになります!!
カロリーを気にして、お酒を存分に味わいたくて、などなど、
お酒を飲む際にご飯を食べないかたもいらっしゃいますが、
私は気も血も津液も補いたいので「肉、魚、野菜も一緒に食べる」のがおすすめ。
もしくは飲んだ次の日にきちんと養生しましょう(>_<)
長く、おいしくお酒を飲み続けるコツだと思ってます。
(血や津液を増やす食べ物は「立春」「啓蟄」でご紹介の薬膳などを参考にしてみてください)
今回はかなり酒飲みなコラムになってしまいました。
最後は薬膳の紹介ではなく、酒飲みらしい写真を貼って終わりたいと思います!
*家で焼き鳥屋さんごっこをして遊びました〜。
*初めてグリルでお肉を焼きました。グリルいいですね!
お魚焼く以外にも活用していきたいです。
「自分の体質知りたいな〜」
「お酒も食べるのも好きだよ〜」
というかた、ぜひご連絡ください(^o^)/
鈴木綾についてはこちら
中医学を用いた体質チェック(薬膳のすすめ)はこちら
次回「大暑」は7/23頃を予定しています。
お楽しみに☆☆