色と食の教室 diaria◎

「色」と「食」を通して「頑張らず、楽に生活する」ことをお伝えしています。*このページは以前の活動内容です。現在の活動は「すずきあやのおつまみ薬膳」で紹介しています。

【二十四節気】雨水2018

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みなさま、こんにちは(^o^)/
鈴木綾です(^人^)

 

2月19日は二十四節気の「雨水(うすい)」でした!
少しずつ気温が上がってきて、雪が溶けて水に変わり始める時期です。
(雪めっちゃ降ってるところありますけどね…)
気温が上がってきて、ということは、
花粉症持ちにとってはつらい時期がやってまいりました…!

 

今日は中医学の観点から花粉症を説明したいと思います(^-^)

 

前回の「立春」では「全ての物事は陰と陽の2つに分けることができる」という「陰陽学説」の説明をしました。
今回は「世の中の物事を5つにあてはめ、分析する」という「五行説」の説明を最初にしようと思います!

 

五行説」は物事の性質の「イメージ」を、自然界にある「木・火・土・金・水(もっ・か・ど・ごん・すい)」の5つになぞらえて考えることです。

 

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例えば季節。

 

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「木」は「のびのびと上にあがるイメージ」から、春をあてはめることができます。
ちょうど今の季節ですね(^o^)

 

また、人体の臓器も五行にあてはめることができます。

 

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今登場した「木」には「肝」があてはまります。
中医学では「肝」のはたらきのひとつに「気の流れる量を調節する」というものがあります。
(気については前回のコラムをご覧ください☆)

 

そして、この「肝」が今どういう状態なのかは「目」にあらわれます。

 

というわけで、「春」は「気がのびのびと上にあがりすぎて」、「目がかゆく」なったり、頭がぼーっとしたりなど「花粉症」と呼ばれる症状が出やすくなるのです。
(ちなみに鼻水は肺と関係があります。またいつかお話しますね!)

 

立春のコラムでは「血や津液を増やし身体を潤す」方法をお伝えしましたが、今回の「花粉症」では「肝の機能を正常にし、免疫力を高める」方法のひとつ、「平肝健脾(へいかんけんぴ)」のお茶をご紹介します!
特に目がかすんで水っ鼻が出る、日頃体が冷えやすい花粉症のかたにおすすめです(>_<)

 

【平肝健脾の薬膳】健脾ブレンドの菊花茶
ジャスミン茶…ティースプーン1杯
・菊花(きくか)…ティースプーン1杯
・大棗(たいそう)…半粒、細かく切る
・枸杞子(くこし)…3粒、細かく切る
・乾姜(かんきょう)…少々
を、混ぜてお湯を注ぎ3〜5分程度で完成です!

 

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今回の材料は薬膳っぽいですね!!

 

ジャスミン茶以外は聞きなれない言葉も多いかと思います。
花茶は花粉症のお茶として有名で、ハーブ屋さんやお茶の専門店などで購入できます。
菊花は体の熱を冷ます効果がありますので、穏やかに免疫力が上がるように3つのアイテムを足しました(^o^)/

 

大棗はなつめのこと。
枸杞子(くこのみ)とともに中華材料コーナーやドライフルーツ屋さんで見つかると思います。
乾姜は乾燥した生姜のこと。
スーパーなどでジンジャーパウダーとして手に入りやすいかと思います。
(生のジンジャーは汗など外に発散させる効果があり、乾姜はおなかを温める効果があります。そのため今回は乾姜を使いました。写真は生ですが…)

 

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ぜひ試してみてくださいね☆

 

「めんどくさいよー」というかた、
「ざっくりすぎてよくわからない…」
「自分はこんな花粉症だけど何が効くの?」
など、疑問を感じられたかたはぜひお問い合わせください

 

お待ちしています☆
花粉症、よくなりますように(^人^)

 

鈴木綾についてはこちら
中医学を用いた体質改善(薬膳のすすめ)はこちら

 

*「木」以外のイメージや他の臓器のはたらきなどは別の機会に詳しくご紹介いたします。
*次回【二十四節気】「啓蟄」は3月6日頃を予定しています。
お楽しみに☆